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takumiの日記兼、自作フォント紹介ブログ。
2019 10/10 (Thu) 00:00

#22 醜い?半角パーレン問題

皆さんはパーレン(←この丸い括弧→)を入力する時、全角・半角を意識しているだろうか?
いろんな人のSNSやブログなどを見ていると、あまり気にせずに入力している人がそこそこ多いように感じる。
趣味の範疇ならまだしも、公的な文書の作成であったりデザインの仕事だったり、それなりにきれいな魅せ方をしなきゃいけない場面では、厳密な使い分けが必要だと思う。
フォントによってはそういうことを気にしなくてもそんなに見栄えが悪くならないものもあるのだが、使いづらい作りになっている場合もある。
今回は、そんな厄介なパーレンの話をしたい。

まず、僕が実際に見た違和感のあるパーレンの使い方を再現する。
以下の画像を見て欲しい。
paren1.jpg
ここでは判りやすいように、皆さんにも身近なWindows標準のメイリオ、Mac標準のヒラギノ角ゴシックを使用した。
何か違和感を憶えないだろうか?

……そう、「代」の後ろの閉じパーレン「)」だけ全角になってしまっているのだ。
メイリオもヒラギノ角ゴシックも、全角と半角でパーレンのデザインが異なる。
そのため、先に挙げた画像のように全角と半角のパーレンが混在すると、見た目が汚くなってしまうのだ。

メイリオ・ヒラギノ角ゴシックに限らず、パーレンのデザインが全角と半角で異なる和文フォントは案外多い。
paren2.jpg
最も多いのが、メイリオやヒラギノ角ゴシックのように、全角パーレンと比べて半角パーレンの方が下寄りに(あるいは太く)デザインされているフォントだ。
こうした半角パーレンは欧文のみで文字を組んだ時のことを想定して作ってあるためか、日本語の文字とは馴染まない気がする。

和文が主役の和文フォントで、この半角パーレンのように和文に馴染まない文字があるのはどうかと思う。
フォントによっては和文と組む時の配慮があり、全角・半角パーレンのデザインが同じフォントもあるんだけど…。

また、Wordなどのような文書作成ソフトや、スマホ・タブレットなどだと、デフォルトでは和文フォントと欧文フォントが一緒になった(混植された)状態で表示されることがよくある。
欧文フォントは当然、その欧文の特性に合わせて作られたものなので、パーレンに限らず全ての文字が和文とは上手く馴染まないケースが多い。(だから和欧混植というもの自体が、僕は好きではない…)

使い手がフォントの特性を知って、全角パーレンと半角パーレンを厳格に使い分けてくれれば良いのだが、みんながみんなプロのような考えを持っているわけじゃないし、難しいよね。
それに、使い手の使い方や組み方のテクニックなどに委ねないとよく見えないフォントは、良いフォントとは言い難い。

だから和文フォントの全角パーレンと半角パーレンは、同じデザインにするべきだと僕は思う。
フォントを購入したり、年間ライセンスを契約したりする前にこうしたフォントの特性が判れば良いのだが、買ってから気付いて後悔することも多々あり、なかなか難しい所だ…。

それでは、また来月の「フォントの独り言」でお会いしましょう。ィヨロシク!!
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