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takumiの日記兼、自作フォント紹介ブログ。
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2019.3.30
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2019.3.25
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・詳しくは「DLmarket公式サイト」をご覧ください。6月28日までであれば、再ダウンロード依頼ができるようです。
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2019.2.27
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2019.1.11
TKフォントの厳選5書体を★約20%OFF★でご購入頂ける「TKフォントお手頃パック」の販売を開始しました。
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2019.02.10(Sun) 00:00

#14 個人的に気になるフォント:DFテロップ書体

昨年秋、ダイナコムウェアがDynaSmart V契約者に向けに新書体としてリリースした「テロップ書体」。
その呼称からわかるように、テロップ書体とは、ダイナの基本書体である「平成ゴシック体」「平成明朝体」を、よりテレビ番組などの映像作品のテロップでも使いやすいようにカスタマイズしたフォントだ。
平成書体が好きな僕にとっては、平成最後の良いニュースだった(笑)。
こういったテロップ向きのフォントは、既にフォントワークスが「放送業界向けフォント」として、同様に自社のフォントをカスタマイズしてリリースしている。
おそらく今回のダイナのテロップ書体は、そういった他社フォントに対抗する意味もあったのだと思う。
今回は、そのテロップ書体について話したい。

このテロップ書体の強みの1つとして、和文と比べても英数字が大きく視認性が高いことが挙げられる。
DFTelop1.jpg
ダイナだけでなく、いろんなフォントベンダーが販売している平成書体は、テレビのテロップで実際によく使われているけど、和文と比べて英数字が小さいのが気になってか、英数字のサイズを大きくし、和文と高さを揃えて使用している例をよく見かける。
しかし、この方法を取ると、非常に手間がかかるし、大きくした英数字だけ太さも増して違和感が出てきてしまう。
その点、今回ダイナが発表したテロップ書体では、参考画像を見てもらうとわかるように、ただ英数字のサイズを和文に合わせるだけでなく、文字の太さ(黒み?)もきれいに調整してくれているのがわかる。
参考画像内だと、英数字だけでなく、「!」や「?」のような記号も、和文のサイズと揃って、大きくはっきり見えているよね。

もう1つのポイントは、明朝体の漢字の横線の太さ。
DFTelop2.jpg
一般的に、明朝体は横線が細く、画面の解像度によっては鮮明に映らなくなるからか、テロップ用フォントとしては好かれず、ゴシック体が好まれがちだ。
縦線と横線の太さのメリハリがはっきりとした明朝体って、印刷物ではよく映えるけど、あまりテロップ向きとは言い難いようだ。
そういったことに配慮してか、テロップ書体の「平成明朝体」では、漢字の横線の太さを太くし、よりくっきりと映るように調整してくれている。
こういった配慮は、テレビのテロップだけでなく、Webフォント(同社が提供しているDynaFont Online)や機器への組み込みなど、画面表示への目的全般に役立ちそうだね。

ただ、同時になぜ「テロップ書体」のベースを平成書体にしたのかな?とも思った。
そもそも平成書体は、ダイナに限らず、いろいろなフォントベンダーが販売しているフォントだし、純粋なダイナフォントではない。
だから僕としては、同社の華康書体やUD書体、金剛黒体、太ゴシック・太明朝ファミリーなども追加で、「テロップ書体」としてリリースして欲しいと思う。

そもそも、なぜダイナがテロップ書体を作るのに平成書体を選んだのか?
おそらく僕は、華康書体やUD書体、金剛黒体には本文向きの太さしかなく、ダイナもそれらはテロップに向いていないとわかっているからでは、と思っている。
ダイナフォントストーリーの「『テロップ書体』開発秘話」(文末にURL掲載)では、デザイナーの1人が、「ダイナフォントで『テロップ書体』以外にテロップに適した書体は?」という質問に対し金剛黒体を提案している。
でもそれはただ、自社フォントの推進のためにそう答えたんじゃないかな…。
確かに金剛黒体は、ディスプレイでも読みやすく表示できるフォントだと思うけど、それはWebフォントとか電子書籍とか、本文で表示する(視認性より可読性が求められる)時だよね。
角のない目に優しいデザインだから読みやすいとは思うけど、あまり太いウェイトがないし、小ぶりに見えるデザインだし、可読性よりむしろ視認性が求められるテロップには、あまり向いていないんじゃないかな…。
だから、金剛黒体をテロップ向きフォントとして推し進めるには、さすがに無理があったと思う(笑)。

僕がダイナに期待したいのは、華康書体やUD書体、金剛黒体についても見出しやキャッチコピーで使える太いウェイトを増やして、今回のテロップ書体同様、英数字も見やすくカスタマイズしたものをリリースしてくれること。
特に金剛黒体については、ダイナのフラッグシップフォントとなったこともあり、そこまで追求してくれることに期待したい。
やっぱり、現状ダイナで使える極太の基本書体は、太ゴシック・太明朝ファミリーくらいしかないのはかなり厳しい気がする。
それに、テロップ書体にだって、デザインのバリエーションが欲しいという声はあるだろうしね。
昔から、安いだけでデザインは駄目だとか、散々叩かれてきたダイナだけど、最近は競合他社を意識して、高品質な新書体のリリースに注力していると思うんだよ。
だからぜひとも僕は、今後のダイナに期待したいし、頑張って欲しいと願う。

それでは、また来月の記事でお会いしましょう。ィヨロシク!!

●参考にしたサイト
・ダイナフォントストーリー 「テロップ書体」開発秘話
https://www.dynacw.co.jp/fontstory/fontstory_detail.aspx?s=357&r=2&ftag=%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC(2019.1.4閲覧)

●僕の過去のこの記事も読んでくれると嬉しい…
・ダイナフォント新書体『金剛黒体』レビュー
http://slimedaisuki.blog9.fc2.com/blog-entry-3969.html
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