#04 Webフォントはハードルが高い? 2018/04/10 00:00
ここ3年くらいで、急激にWebフォントの使用例が増えてきた気がする。メリットとして、プレーンテキストでも任意のフォントで表示できること、異なるデバイス(PC・スマホ・タブレットetc)でも同じフォントで表示できること…などがあるのだろう。企業がコーポレートフォントとして採用しているフォントを、紙面だけでなく、Webでも使う…なんてことが、徐々にだが実現できるようになってきている。
だけど…だからこそ、Webフォントの提供(販売)方法について、もう少し見直すことができないのかな、なんて思うことがある。基本的に、現状購入して使えるフォントは、OpenTypeフォント、TrueTypeフォントなど、PCにダウンロード・インストールして使えるフォントだ。Webフォントは、これとは別に(要追加料金で)提供されている場合が多い。
でも、これってどうなのだろう?紙面とWebで共通したフォントを使用したい場合、これでは紙面でしかフォントを使用できない。もちろん、購入したフォントを勝手に自分でWOFFなどの形式に変換してサーバーにアップしてWebフォントとして使用するのはライセンス違反だ。
それだったら、OTF・TTFなどの通常のフォントと、Webフォント(またはそれの使用権)を一緒に提供できないのだろうか?と考えたりする。通常のフォントとWebフォントが別々に提供されているから、いちいちWebで使うのに追加料金を払うのも…とためらってしまう人は多いのだろう。それならいっそのこと、両方のフォントの使用権を一緒に提供してくれたら良いのに、と思う。例えば100書体とか収録されたパッケージで購入できるようなフォントだったら、それらの全部、もしくは一部をWebフォントとして使用できる権利が一緒に販売されたりね。それに加えて、Webフォントまでは必要ない、という人のために、少し価格を抑えて通常のフォント(OTFまたはTTF)のみが収録されたパッケージを別途販売したりとか。
…軽くこんなことを言ってしまったが、もちろん簡単にはいかないのはわかる。ただWebフォント使用権を提供して、ユーザーがサーバーにフォントを上げてCSSの@font-faceで呼び出したりして使うだけだと、再配布に繋がる使い方(というか再配布そのもの)になってしまう。だから、第三者が勝手にサーバーのWebフォント化したフォントファイルをダウンロードしたりできないよう、プロテクトする手段を考えたりしなきゃいけないし…課題はあるよね。
それなら例えば、モリサワがMORISAWA PASSPORTの契約で同社のフォントの多くが使えるWebフォントサービス『TypeSquare』を使えるようにしているように、パッケージフォントやダウンロードフォントでも、購入した人だけが得たパスワードなどでアクセスできる会員ページにログインして、そのサーバーからWebフォントを使えるようなサービスがあればな…なんて考えたりする。
Webフォント自体はかなり広まってきた気がするけども、表示速度の問題だったり、使えるフォントの制限があったりするのがどうしても惜しい。そういった理由でWebフォントを敬遠している人もいるんじゃないかな。既に販売終了してしまったフォントはもう仕方ないけども、今後新たに販売されるフォントは、ぜひ同時に、何らかの形で、Webフォントとしても提供されていくことを望む。
僕はWebデザイナーではないが、掲げている理想は、「任意のフォントを使うためだけに文字を画像化して配置する」という考えが廃れること。そのためには、Webフォント(数)の充実化と、ユーザーが気軽に購入(契約)できる環境ができ上がることが必須ではないか、と思う。この先Webフォントは、もっと広まっていく可能性があるだろうと思うからね。
それでは、来月の記事をお楽しみに! ィヨロシク!!
ここ3年くらいで、急激にWebフォントの使用例が増えてきた気がする。メリットとして、プレーンテキストでも任意のフォントで表示できること、異なるデバイス(PC・スマホ・タブレットetc)でも同じフォントで表示できること…などがあるのだろう。企業がコーポレートフォントとして採用しているフォントを、紙面だけでなく、Webでも使う…なんてことが、徐々にだが実現できるようになってきている。
だけど…だからこそ、Webフォントの提供(販売)方法について、もう少し見直すことができないのかな、なんて思うことがある。基本的に、現状購入して使えるフォントは、OpenTypeフォント、TrueTypeフォントなど、PCにダウンロード・インストールして使えるフォントだ。Webフォントは、これとは別に(要追加料金で)提供されている場合が多い。
でも、これってどうなのだろう?紙面とWebで共通したフォントを使用したい場合、これでは紙面でしかフォントを使用できない。もちろん、購入したフォントを勝手に自分でWOFFなどの形式に変換してサーバーにアップしてWebフォントとして使用するのはライセンス違反だ。
それだったら、OTF・TTFなどの通常のフォントと、Webフォント(またはそれの使用権)を一緒に提供できないのだろうか?と考えたりする。通常のフォントとWebフォントが別々に提供されているから、いちいちWebで使うのに追加料金を払うのも…とためらってしまう人は多いのだろう。それならいっそのこと、両方のフォントの使用権を一緒に提供してくれたら良いのに、と思う。例えば100書体とか収録されたパッケージで購入できるようなフォントだったら、それらの全部、もしくは一部をWebフォントとして使用できる権利が一緒に販売されたりね。それに加えて、Webフォントまでは必要ない、という人のために、少し価格を抑えて通常のフォント(OTFまたはTTF)のみが収録されたパッケージを別途販売したりとか。
…軽くこんなことを言ってしまったが、もちろん簡単にはいかないのはわかる。ただWebフォント使用権を提供して、ユーザーがサーバーにフォントを上げてCSSの@font-faceで呼び出したりして使うだけだと、再配布に繋がる使い方(というか再配布そのもの)になってしまう。だから、第三者が勝手にサーバーのWebフォント化したフォントファイルをダウンロードしたりできないよう、プロテクトする手段を考えたりしなきゃいけないし…課題はあるよね。
それなら例えば、モリサワがMORISAWA PASSPORTの契約で同社のフォントの多くが使えるWebフォントサービス『TypeSquare』を使えるようにしているように、パッケージフォントやダウンロードフォントでも、購入した人だけが得たパスワードなどでアクセスできる会員ページにログインして、そのサーバーからWebフォントを使えるようなサービスがあればな…なんて考えたりする。
Webフォント自体はかなり広まってきた気がするけども、表示速度の問題だったり、使えるフォントの制限があったりするのがどうしても惜しい。そういった理由でWebフォントを敬遠している人もいるんじゃないかな。既に販売終了してしまったフォントはもう仕方ないけども、今後新たに販売されるフォントは、ぜひ同時に、何らかの形で、Webフォントとしても提供されていくことを望む。
僕はWebデザイナーではないが、掲げている理想は、「任意のフォントを使うためだけに文字を画像化して配置する」という考えが廃れること。そのためには、Webフォント(数)の充実化と、ユーザーが気軽に購入(契約)できる環境ができ上がることが必須ではないか、と思う。この先Webフォントは、もっと広まっていく可能性があるだろうと思うからね。
それでは、来月の記事をお楽しみに! ィヨロシク!!
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