トップへ

takumiの日記兼、自作フォント紹介ブログ。
2018 02/10 (Sat) 00:00

#02 “絶対フォント感”を得るには?

僕はフォントに興味を持ってこの2018年で9年目になる。その間にいろんなフォントを観察し、デザインを頭に入れて、世の中で使われている和文フォントのだいたいの名前はわかるようになった。そのことを誰かに話すと、「なぜフォントを見分けられるのか?皆同じじゃん」とよく言われる。いわゆる絶対フォント感というものが、僕にはあるのだろう。注意を払わずにサッと見ても、フォントベンダー(もしくは作者)の名前とフォントの名前とが次々と頭の中に出てくるのだ。

この能力(?)をどうやって得たかと言われた時に、僕はいつも困るんだよね。たぶん、人によっていろんなフォントの見分け方があるんだろう。今回は、僕の場合はどうやっていろんなフォントを見分けられるようになったか?について述べる。絶対フォント感を得たいという人の参考にでもなれば幸いだ。

 

僕がフォントに興味を持ったばかりの頃(ほとんどフォントのことを知らなかった頃…20092010年くらい)は、和文フォント大図鑑【http://akibatec.net/wabunfont/index.html】や、各フォントベンダーのサイトでフォント見本を見つつ、実際の使用例で使われているある文字と、フォント見本で使われている同じ文字を見比べていた。例えば、使用例にひらがなの「き」の文字があれば、それをよく見て、フォント見本の「き」の文字と見比べる。そして、一致するフォントを探し出す…。たったそれだけのことを、いろんな文字(フォント)が気になる度に、ひたすら確認していた。

ただ形が一致する文字を探せば良いだけなのだが、最初のうちは、例えば同じゴシック体でも「き」の文字の違いが細かくはわからず、特徴をなかなか捉えられなかったこともあった。また、当然、フォント見本にない文字は使用例と照らし合わせて確認できないから、パッケージで安く購入できるフォントは、実際に購入してインストールし、文字を打ち込んで確かめたりもした。(2018年現在は購入しなくとも、Webフォントで試し打ちして任意の文字や使い勝手を確認できるフォントやサイトも増えたが、僕がフォントに興味を持った頃は、そういったサービスはあまり広まっていなかったと思う)

 

時間はかかったが、こんなことを繰り返しているうちに、フォントを各文字の「形」が一致するか、ではなく、そのフォントの全ての文字に共通した特徴(テイスト?)を、何となく見分けられるようになってきたんだよね。だから今では、知らなかったフォントの存在を知ったら、フォント見本をざっくり見ただけで、もうそのフォントの特徴を覚えられるようになった。そうすると実際に使用例を発見した時に、たとえフォント見本になかった文字に出会っても、「あ、これは○○(ベンダー)の△△(フォントの名前)だな」と、大抵は見分けられる。

 

ネットで話してもリアルで話しても、この能力(?)を不思議がられる。でも僕はこのセンスって、絵を描ける人のセンスと似ているのでは?と思っている。絵を描ける人も、デッサンとかする時に、対象物をじっくり観察して、特徴を捉えている。最初はそれが下手でも、慣れれば鉛筆だけで、細部まで忠実に再現できるようになる。

たぶんそれと似たようなもので、フォントも、いろんなフォントを観察しているうちに、各フォントの多くの文字にありがちな特徴だったり、制作したベンダーや作者の癖だったりがわかるようになってくるんだと思うんだよ。でもそれは目が覚えていることだから、「じゃあどこにどういった特徴や癖があるの?」と聞かれても、上手く答えられないんだけど(笑)。

 

実は僕はフォントの分野で才能を発揮しているだけで、絵を描けと言われてもてんで駄目なのだ。たぶん、多くのアーティストが、絵に活きることが多い才能が、たまたまフォントという分野に開花したのだろう。芸術系(絵)の才能に乏しい僕が、フォントをこれだけ見分けられるようになったのだから、決して芸術家肌の人でないと絶対フォント感は得られないなんてことはないと思う。

 

とにかくまずは、絶対フォント感を得たいという人には、「フォントを大好きになって欲しい!」とこの場を借りて伝えたい。物凄く曖昧なコメントで申し訳ないが、それに尽きると思う。しつこいようだが、本当にこれは絵などに発揮する才能と似ていると思うのだ。

例えば街中で目に入った(気になった)フォントをとにかく写真に収めるなどして、帰ってから和文フォント大図鑑や各フォントベンダーのフォント見本をひたすら漁る!そして、それを日課とする!そうしていけば、みるみるうちにいろんなフォントの情報が頭に入っていくんだよ

そしてそういう生活を続けていると、ある時ふっと、目に入るいろんなフォントが、フォント見本を見ずとも、名前がスッと出てくるようになる時が来る――。あまりにも不思議で信じられないような話かもしれないけど、これは僕が実際に経験したことだ。


――さて、少しは絶対フォント感を得たい人の参考になっただろうか…?

何を言っているかよくわからなければ、ああ、こういう変な奴もいるんだな、と軽く流してくれるとありがたい(笑)。

フォントの見分け方や知り方もいろんな正解があるのだろうから今後機会があれば、そういったことについても細かく触れていきたいと思う。

 

それでは、次号もお楽しみに~。ィヨロシク!!

関連記事

コメントコメント

  • 名前と本文は必ず入力してください。
  • 「送信」クリック後の確認画面でパスワードの入力欄がありますが、いたずら防止のため、後からコメント内容の修正・削除はできないようにしています。内容をよく確認した上で投稿してください。間違って送信してしまった場合や、コメントの削除が必要な場合は、その旨を2通目のコメントに書いて送信してください。
  • コメントはtakumiの承認後に反映(公開)されます。反映したコメントには、基本的には同じ記事のコメント欄にてtakumiが返信します。返信は内容により、お時間を頂く場合もありますことをご了承ください。
  • コメントを非公開にしたい場合は、「非公開コメント」のチェックをお忘れなく。また、非公開コメントで返信が必要な場合は、必ずメールアドレスを入力してください。そのメールアドレス宛にtakumiが返信します。
非公開コメント