無料お試し版フォント 商用利用時は"購入"が礼儀? 2017/08/30(Wed)
また眠れない夜。そんな日ほど、考え事をしてしまってますます眠れなくなる(笑)。
ちょうど、前々からフォントの使用例(状況)を見ていて腹が立っていたことがあったので、ひとつ……。
一部のフォントベンダーや、個人のフォント作者さんが、無料でダウンロードできる「お試し版フォント」というものを配布している。その名の通り、服の試着品なんかと同じで、購入前に実際に自分のPCにダウンロード・インストールして、自分の思うように文字が打てるか(組めるか)、プリントアウトできるか、そもそも自分のPC(OS・バージョン)で使えるか、などを予め確認できるというもの。お試し版フォントがなく、商品版フォントしかない所だと、その確認ができないからね。
ただし、お試し版である以上、例えば使用できる文字数に制限があったり(主に漢字)、商用利用は禁止されていたりすることもある。中には、お試し版でも、「商用利用OK」「個人利用でも同人誌での使用や動画のテロップなどでの使用はOK」だったりと、ベンダー・作者さんによって様々だけどね。
…だけど、僕がそういったフォントの使用例を見ていて、つくづく、モラルが欠如しているな…と感じることもある。
単刀直入に言うと、「商用利用するなら買えよ!」と。たとえ、商用利用時の購入が義務付けられていなくてもね。
僕は、ここで、(買わなくても)使って良いって書いているから良いじゃん、と思う人は、スーパーや、デパートの食品売り場の試食品を、腹が満たされるまで食い漁っても平気なのだろうか?と思う。
そもそも、買わなきゃフォントの使い心地なんてわからないんだよ。はっきり言って。これは完全に僕個人の見解だが、収容文字などが制限されたフォントって、「使い込む」(いろんな場面で、いろんな組み方で使ってみる)ことをしないじゃん?だから、お試し版フォントが使えても、そのフォントの使い心地が本当に良いか?などわかるはずがないんだよ。
もし、お試し版フォントですんなり納得する人がいたとしたら、それはフォントを使い込む必要性(使い込む気)がない人だろう。ちょちょっと使いたいだけだから、金なんて払わなくても良いんじゃないの?って思っているんでしょ、と僕は思ってしまう。
…でも、これがまだ、「お試し版でも商用利用OK」なフォントなら良い。
中には、「これ、(お試し版の使用条件は)個人使用限定とあるのに明らかに商用利用しているよね?」とだいたいわかる使用例もよく見かける。これは完全に使用条件に違反した使い方だよね。僕の場合、同じ紙面で使っている他のフォントを見れば、それがお試し版の可能性が高いか、商品版の可能性が高いかなど、だいたいはわかる。
もっと簡単な所で、(お試し版フォントではないが)MS OfficeにバンドルされているHG(リコー製)フォント(WindowsユーザーならWordやExcelの文書で嫌というほど見たり使ったりしているはずなのでお馴染み)が、動画のテロップなどに使用されているのを見た時点で、「あ、フォントに興味ない人が知らずに使っているな」とわかる。(本当は、HGフォントの動画での使用は通常の使用条件では許可されないので、連絡が必要)
どうしてもタダで使いたい時でも、今は動画でも安心して使用できるフリーフォントもあるんだから、そういったフォントを探す手間を渋って(フリーフォントの存在を知らないだけ?)、違反するような使い方をしなくても…と思うんだけどね。
――とはいえ、商用利用時は購入するのが礼儀…と言っても、「タダで使って良いって言ったでしょ!」とか、「金銭的に余裕がないんです…」と言えば、ベンダーやフォント作者は何も言えない。
しかしこれって、ベンダーやフォント作者からすれば、そういったユーザーは、法の網目をかいくぐり、モラルを無視する、一般的なお店などでいう「クレーマー」と同じように感じているのではないか?と思う。僕は今の所、お試し版と商品版を分けて販売するようなフォントを作っていないから、そういったことを感じることはないけど、モラルのない人の使用例を見ていて、ちょっとなぁ、と感じることは多々あるんです…。
以上、ィヨロシク!!
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また眠れない夜。
そんな日ほど、考え事をしてしまってますます眠れなくなる(笑)。
ちょうど、前々からフォントの使用例(状況)を見ていて腹が立っていたことがあったので、ひとつ……。
一部のフォントベンダーや、個人のフォント作者さんが、無料でダウンロードできる「お試し版フォント」というものを配布している。
その名の通り、服の試着品なんかと同じで、購入前に実際に自分のPCにダウンロード・インストールして、自分の思うように文字が打てるか(組めるか)、プリントアウトできるか、そもそも自分のPC(OS・バージョン)で使えるか、などを予め確認できるというもの。
お試し版フォントがなく、商品版フォントしかない所だと、その確認ができないからね。
ただし、お試し版である以上、例えば使用できる文字数に制限があったり(主に漢字)、商用利用は禁止されていたりすることもある。
中には、お試し版でも、「商用利用OK」「個人利用でも同人誌での使用や動画のテロップなどでの使用はOK」だったりと、ベンダー・作者さんによって様々だけどね。
…だけど、僕がそういったフォントの使用例を見ていて、つくづく、モラルが欠如しているな…と感じることもある。
単刀直入に言うと、「商用利用するなら買えよ!」と。
たとえ、商用利用時の購入が義務付けられていなくてもね。
僕は、ここで、(買わなくても)使って良いって書いているから良いじゃん、と思う人は、スーパーや、デパートの食品売り場の試食品を、腹が満たされるまで食い漁っても平気なのだろうか?と思う。
そもそも、買わなきゃフォントの使い心地なんてわからないんだよ。はっきり言って。
これは完全に僕個人の見解だが、収容文字などが制限されたフォントって、「使い込む」(いろんな場面で、いろんな組み方で使ってみる)ことをしないじゃん?
だから、お試し版フォントが使えても、そのフォントの使い心地が本当に良いか?などわかるはずがないんだよ。
もし、お試し版フォントですんなり納得する人がいたとしたら、それはフォントを使い込む必要性(使い込む気)がない人だろう。
ちょちょっと使いたいだけだから、金なんて払わなくても良いんじゃないの?って思っているんでしょ、と僕は思ってしまう。
…でも、これがまだ、「お試し版でも商用利用OK」なフォントなら良い。
中には、「これ、(お試し版の使用条件は)個人使用限定とあるのに明らかに商用利用しているよね?」とだいたいわかる使用例もよく見かける。
これは完全に使用条件に違反した使い方だよね。
僕の場合、同じ紙面で使っている他のフォントを見れば、それがお試し版の可能性が高いか、商品版の可能性が高いかなど、だいたいはわかる。
もっと簡単な所で、(お試し版フォントではないが)MS OfficeにバンドルされているHG(リコー製)フォント(WindowsユーザーならWordやExcelの文書で嫌というほど見たり使ったりしているはずなのでお馴染み)が、動画のテロップなどに使用されているのを見た時点で、「あ、フォントに興味ない人が知らずに使っているな」とわかる。(本当は、HGフォントの動画での使用は通常の使用条件では許可されないので、連絡が必要)
どうしてもタダで使いたい時でも、今は動画でも安心して使用できるフリーフォントもあるんだから、そういったフォントを探す手間を渋って(フリーフォントの存在を知らないだけ?)、違反するような使い方をしなくても…と思うんだけどね。
――とはいえ、商用利用時は購入するのが礼儀…と言っても、「タダで使って良いって言ったでしょ!」とか、「金銭的に余裕がないんです…」と言えば、ベンダーやフォント作者は何も言えない。
しかしこれって、ベンダーやフォント作者からすれば、そういったユーザーは、法の網目をかいくぐり、モラルを無視する、一般的なお店などでいう「クレーマー」と同じように感じているのではないか?と思う。
僕は今の所、お試し版と商品版を分けて販売するようなフォントを作っていないから、そういったことを感じることはないけど、モラルのない人の使用例を見ていて、ちょっとなぁ、と感じることは多々あるんです…。
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