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フリーフォントを使うバラエティ番組
2014/06/02 10:52
関西テレビで放送されている番組で、テロップに有償のフォントだけでなく、フリーフォントをしばしば用いている番組がある。 
それは、毎週土曜13時から放送中の『ウラマヨ!』というバラエティ番組(番組公式サイト)。 

現在、テレビ番組のテロップで使われるフォントというと、フォントワークスの年間契約システム『LETS』を結ぶことで使用できるフォントワークス製のフォントが多い。
高品質で充実したラインナップのフォントが使える、というのと、何より安価で使用条件もわかりやすいというのがあるのだろう。
また、放送業界向けの契約では、TrueTypeフォントも提供してくれる。
テロップを作る機材の中には、OpenTypeフォントが使えないものがあるとかないとか…。(その辺はよく知らない。)

だからフォントワークスフォントのみを導入して、フォントはそれで安く済ませている番組が多い。

そんな今だから、フリーフォントを使っている番組というのは貴重だと思うんだよね。

《追伸》
長らく契約販売のフォントを使用してこなかったこの番組だが、2015年4月からはFWフォントを導入し、ほとんどそのフォントのみを使うようになった。どうしてどの番組もFWフォントを使い始めると、それまで使ってたフォントを捨てちゃう(使わなくなっちゃう)のかね…。


(以下のキャプチャ画像は、2014年5月24日放送分。)
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▲M+フォント(M+ 1)
自由なライセンスで公開されている角ゴシック体。フリーフォントとは思えないほど完成度が高いよね。
こうしてテレビで使われているのを見ても、なかなかシッカリしている。

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▲Rounded M+(M+ 2ベース)
M+の丸ゴシックバージョン。こうして大きなサイズでどーんと使ってくれるとなかなかかわいらしさがある。M+自体が親しみやすいデザインのゴシック体だからね。

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▲やさしさゴシックボールド
やさしさゴシックは、堅苦しいゴシック体とは違うけど、よくあるPOP体や丸文字系のフォントのように遊びすぎていない、「やさしさ」という言葉がまさにちょうどよいゴシック体。作者さんのサイトにも書かれているが、ほんのわずかな角丸がいい感じだよね。
「ジュワ」の文字は『かんなな』という仮名だけのこれまたフリーフォント。

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▲ロゴたいぷゴシック(画面下の文字)
エレガントな雰囲気の文字。販売されているフォントでもこういった雰囲気の文字はあるが、フリーフォントでこのデザインはすごいと思う。作者さんは、前述『やさしさゴシック』と同じ人。

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▲キルゴ(「ヤベ~!」と「とんでもない」の文字)
『キルミーベイベー』という漫画のタイトルロゴ風に作られたフォント。重なった感じの文字が好きな僕にはたまらない。ぜひとももっと多くの漢字を作ってほしい。


フォントって使い方次第で、書体見本で見るのとは印象がかなり変わるから不思議だ。
このウラマヨ!のテロップを作っている人、相当フォントに関心ある人なんだろうな…。
だから僕は毎週録画して、フォントをチェックしている(笑)。

こういうのって、フリーフォントの作者さんにとっては特にうれしい話かも。


【追加情報】
2014年12月20日放送の『ウラマヨ!』より↓。
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▲けいふぉんと!(「どうかしてるぜ」の文字)
知ってる人は知っている、『けいおん!』というアニメのロゴを参考に作られたかなフォント。足りない文字が源真ゴシックで補われ、便利になったので、ウラマヨ!でもよく使われるようになった。 
ちなみに2枚目の画像の下の赤い文字は、システムグラフィの『ゴシックOR U』(重ね角ゴシック)。どう考えても写研のゴナを元に作ったようにしか見えないフォントだが、使い勝手は悪くないし、僕は普通に好き。

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▲FGモダンゴシック
かなはオリジナル、漢字はIPAゴシック。“モダンゴシック”という名がついているが、他のモダンゴシックに比べるとかなり個性が強いよね。その個性の強さがフォントオタクにはたまらないのだが(笑)。
FGはフォントを作っている人のサイトの「FONTGRAPHIC」のFGだが、もともとFGから始まるフォントは他に存在していた。キヤノンの『FontGallery』のFGだ。
キヤノンフォント
↑だからFontGalleryのフォントと一緒にインストールすると、当然バラバラになっちゃう……。

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▲メイリオ(太字)(下の黒・緑の文字)
これはフリーフォントとは言わないけど、Windows Vista以降には標準搭載されてるよね。画面表示用(ビットマップフォント)のMSゴシックとは違い、太字に対応してるから、このようにテレビ画面でもきれいにはっきり表示できる。OSに標準搭載のフォントの割にクオリティ高いからか、テレビCMとかWebページのバナーとかでもたまに使われてるのを見かける。
ちなみに2枚目の画像のメイリオの文字の上の赤い字は旧リョービフォントの『G2サンセリフ-U』。
テレビでは好まれるフォントで、最近になってこのウラマヨ!でも使われ始めた。MORISAWA PASSPORTの契約でOpenTypeフォントが使えるから、印刷物でもよく見るようになったよね。(ウラマヨ!で使っているのはTrueTypeフォントっぽいのだが)


【追加情報】
2015年1月10日放送の『ウラマヨ!』より、追加情報。
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▲怨霊
細い線を複数重ねて書いたようなフォント。字の大きさや太さなど、全体的なバランスは良くないけど、使い方次第で面白くなりそう。

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▲源真ゴシック(源ノ角ゴシック)(2枚目は「バブリーな祇園の億ション」の文字)
源ノ角ゴシックをもとに、TrueType化して使いやすくされたフォント。JIS2004字形が採用されてるから、祇園の「祇」の示偏の形が画面上の他の文字と異なっている。Webフォントとしても人気だよね。
上の画像2枚目の「広々とした西洋風の玄関」は、先述したメイリオボールドだ。

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▲源柔ゴシック
源真ゴシックの丸ゴシックバージョン。Rounded M+もそうだけど、ちょっと丸いだけなところが目にも心にも優しくて好き。


【追加情報】
2016年4月9日放送の『ウラマヨ!』より。
ほぼFWフォントしか使わなくなったが、未だに映像を編集している人が気に入っているようで、フリーフォントをたまに見かける↓。
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▲キルゴUかなNA
前述の『キルゴ』(Uの付かないほう)の配布が中止(2016年4月現在)され、現在はこちらが配布されている。かなAは、カタカナがキルミーのアニメっぽく、かなはまた違った雰囲気で角ばっている。3枚目の画像のように数字だけで使っても力強さ、コミカルなイメージが演出できるのがすごい。

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▲キルゴUかなNB
かなNAに比べると、かなと漢字のバランスが良いように見える。ちゃんと使い分けているところにこだわりが感じられるね。


【追加情報】
2017年4月29日、及び同年5月6日放送分より↓。
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▲ニコカ(1枚目は「ヒント」、2枚目は「ギャロップ林」の文字)
ニコニコ動画のロゴをイメージして作られた『ニコモジ+』の角ゴシック版『ニコ角』をベースに、文字の曲線を減らしてさらにすっきりさせたフォント。「林」の文字を見ればわかるけど、仮名が平たくデザインされているのが特徴。

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▲こはるいろサンレイ
僕も好きなアニメ『ハロー!!きんいろモザイク』の“ハロー!!”の部分をヒントに作られたフォント。フリーフォントでは少ない、漢字まで収録されたデザイン書体だ。

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↑(2017年5月20日放送分より)
こちらも『こはるいろサンレイ』なのだが、「曰(く)」の漢字が打てないため、「日」で代用しているようだ。
個人ならまだしも…プロでもこんな浅はかな裏ワザ使うのね(笑)。


【追加情報】
2017年7月29日放送分より。
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▲きんいろサンセリフ
『きんいろモザイク』のロゴを参考に作られたフォント。長体なデザインが特徴。作者は先述『こはるいろサンレイ』と同じ人だ。


【追加情報】
2018年2月3日、及び10日放送分より。

最近はフリーフォントではないが、『Adobe Typekit』を導入していれば使える、主にVDL(視覚デザイン研究所)のフォントをよく用いるようになった。
映像編集している人だか会社だかがTypekitを導入しているという確証はないものの、使っているフォントのラインナップや、各フォントの限られたウェイトしか使っていない所を見ると、Typekitを導入したとみてほぼ間違いない。

使えるウェイトは細いものばかりだけど、それなりに見映えが良くなるよう、これまで使っていたFWフォントや一部フリーフォントと共に上手に入れ込んでいる気がした。
なので、ここに情報を掲載しておく。

ロゴG2ロゴG3
▲ロゴG
昔からある、VDLの代表的なフォント。でも、2013年にウェイトを拡充してリニューアルしている。
細くてもしっかり存在感があるよね!

ロゴナ
▲ロゴナ
VDLの最新フォント。ロゴGと比べ、より『ロゴライン』などに近い癖のあるデザインだ。でもこの程度の違いなら、ロゴGで統一した方が良いじゃん…と、僕は思ってしまう。(僕が過去に書いた記事も見てくれると嬉しい。→『VDLの新書体「ロゴナ」と従来フォント「ロゴG」』)

ラインGラインG2
▲ラインG
潔い直線のみで構成されたフォント。JTCウインZ、DF綜藝体などと同系統フォントといえるかな。

ペタG
▲ペタG(画像左下、「金村さん」の文字)
文字通り、ちょっと立体感があり手前に膨らんで見えるペタッとした文字。僕は前々から知っていたものの、正直使い道のわからないフォントだ。
あまり使用例も、ここ以外では見たことがなかったかも…。

ヨタG
▲ヨタG
漢字のみなのでわかりづらいが…。
既存のフォントでいえば、『C&Gれいしっく』などと同様、ちょっと隷書体っぽさと、映画字幕のような味を兼ね備えたフォント。「瀬」の字のさんずいの2・3画目の繋がりや、漢字のハネが省かれている所が無邪気でカワイく見える。

京千社
▲京千社
既存のフォントでいうと、『くもやじ』などと同様に、文字の中に細い線が張り巡らされたフォント。こういう僕ら大阪人のセリフで使われると、不思議と力強さ(説得力?)が出るね…(笑)。

ロゴJrブラック
▲ロゴJrブラック(画面左「わがままボディ」の文字)
FWでいうと、『ラグランパンチ』などと同様に、超極太の限界に挑戦したようなフォント。
Typekitでは、ロゴGブラックは使えず、使えるのはこのロゴJrブラックのみのようだ。

漢字タイポス
▲漢字タイポス
これはVDLフォントじゃなく、その他のTypekitで使えるフォントだね。モリパス契約者ならお馴染みの『UDタイポス』と違い、画像で言えば「り」の字の“ハネ”がない。Typekitでは少ない、比較的太めでテロップでも使いやすそうなフォントだな。

カリグラゴシック
▲カリグラゴシック
これも同じくVDLフォントではない。手書きの味を残しつつ、しっかりゴシック体としても機能するバランスを兼ね備えているように思う。

――ちなみに先述の『ロゴJrブラック』は、ATypeI Letter.2コンペティションに入賞していて、『京千社』はD&AD Professional Awards 2011に入選したフォントだそうだ(どちらも2011年に)。
しかし、あまり使われることがなかったから、Adobeソフトを使っている人なら気軽に使えるTypekitに提供することで、もっと使ってもらえるようにと考えたのかな?と、僕は勝手に勘繰っている(笑)。


【追加情報】
2018年11月~12月放送分より。

TypekitはAdobe Fontsという名前に変わった(10月頃だったかな)。
それからも相変わらず、ウラマヨ!ではここのフォントを愛用しているよう。
最近加わった新しいフォントも、早速導入し始めた。

ちなみに以下のフォントはどれも、スキルインフォメーションズの『MOJIパス』(旧フォント1000定額)を契約しても、同じフォントを使うことができるので、興味がある人は要チェック(→こちら)。

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▲方縦(「Spicearthur702」の文字)
かなり癖はあるものの、幾何学的なデザインをした特徴的なフォント。
フォントワークスの『コメット』なども同系統のフォントといえるね。

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▲candy(「トマトとレモンの~」「アジアン~」の文字)
これまた『コメット』と同系統のフォント。
しかし僕はぶっちゃけ、コメットよりも癖が少ないから、この「candy」の方が好きかな。

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▲ブロックライン(「小杉」「世界中がフリーズ~」「アトランティック~」の文字)
これまた『コメット』と同系統のフォント。
しかし僕はぶっちゃけ、コメットよりも癖が少ないから、この「candy」の方が好きかな。
ちなみに「小杉&世界中~」の「&」は、同フォントに欧文が収録されていないためか、違うフォントになっている(笑)。

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